ウォーターバリー

宣伝:このページは「地球の歩き方・東海岸編」でも見ることができます。
バーモント州で一番高いマンスフィールド山の山腹にある小さい村・ストウ。冬はスキーのメッカとして、夏は家族連れを初めとする多くの人々のマウンテンリゾートして人気があります。スイス風のロッジが点在していていたり牧場には牛や羊が草を食べている風景も見られて、アルプスの景色に似ています。映画「サウンド・オブ・ミュージック」で有名なトラップファミリーが故郷のオーストリアを思い出して、ここを定住の地として選んだのも何となく解るような気がします。ボストンからストウまでは約3時間30分の道のり。見どころも多いので、ウォーターバリーも合わせて楽しもうとするなら日帰りはちょっとキツイかも。観光だけでなくハイキング・ゴルフ・マウンテンバイクなどアウトドアも楽しめるので、の〜んびりくつろぎたい人に向いています。高速道路を降りてストウに行く途中にあるウォーターバリーにもベン&ジェリーのアイスクリーム工場などいくつか見どころがあるので、先ずはウォーターバリーから紹介します。

バーモント州州都・モンティペリエ

バーモント州は全体でも約57万人ほどの人口しかなく、牛の数の方が人間よりも多いというジョークがよく聞かれました。今から何年か前まではジョークではなく本当のことだったそうです。そして、モンティペリエは人口がわずか8800人とアメリカの中で最も人口が少ない州都としても知られています。そういえばシリアルの宣伝で子供がアメリカの州都の名前を答えていて、親に「もっと難しい所はないの?」って頼むと「バーモント州の州都は?」って問題を出していたくらいだから、この辺りに住んでいないと解らないマイナーな州都なのかも。

ポッキーがいる現在の州庁舎は1857年に起きた火事の2年後の1859年に建てられたもので、この建物で3代目の建物になります。89号線出口8番で降り、サインに従って行くとState St.(2号線)沿いにあります。金色のドームが目印。行く途中に時間の余裕があったら、どうぞ。


不安な人の強い味方・観光案内所

ウォーターバリー観光案内所が10番の出口を降りてスグのモービルガソリンスタンドの先にあります。目印はエリアインフォメーションのサインと横に置いてある赤いゴンドラ。オープンの旗が出ていれば開いているので、中に入ってパンフレットなどを手に入れることが可能。外にある赤い電話で1836Cabins(Route 100 Box128 Waterbury Center 802-244-8533) などウォーターバリーにある宿泊施設の予約を無料ですることができます。ここでわざわざ止まるのが面倒ならば、ベン&ジェリーアイスクリームファクトリー内にもインフォメーションブースがあります。子供用のプレイグラウンドの下のインフォメーションのサインを目印に。

ベン&ジェリーアイスクリームファクトリー

行き方:ボストンから93号線ノースを行き、ニューハンプシャー州コンコードの少し手前より89号線ノースに乗ります。ニューハンプシャー州を抜け、バーモント州出口10番(出口10番にはWaterbury Stoweのサイン)で降り、そこからはストウのサイン(高速を降りた所に100号線ノース・ストウまで11マイルのサインがあります)に従って100号線をまっすぐ。高速を降り100号線をしばらく行くとウォーターバリーの街(注意:89号線を降りた所にはウォーターバリーのダウンタウンのサインがあり、これはストウと反対方面になっていますが、あくまでもストウ方面に向かうこと)89号線10番の出口で降り、100号線を1マイルほど行くと左側に「ベン&ジェリー」の看板(写真)が見えて来るので、そこから入ってちょっと坂を登った所にあります。混んでいる時は係員がいるので、指示にしたがって駐車しましょう。。詳しい情報が必要な人は802-882-1260、もしくはhttp://www.benjerry.comへどうぞ。ギフトショップではベン&ジェリーのロゴが入ったTシャツ、マグネットなどオリジナル商品を売っています。夏期はとにかく混んでいるので、アイスクリームを買うのにも長〜い列ができています。ベン&ジェリーにはいろいろなフレーバーがあるけど、あなたは何が好き?現在は何と74種類ものフレーバーがあるそうです。毎年、新しいフレーバーがお目見えし、代わりに人気のないフレーバーはリタイヤしていくのだとか。人気のフレーバーは
    ・チェリーガルシア チェリーフレーバーアイスクリームにチェリーとファッジフレーク
    ・チャンキーモンキー バナナアイスクリームにファッジチャンクとウォルナッツ
    ・ニューヨークスーパーファッジチャンク

ファクトリーツアーのチケットはギフトショップ入り口のわきのツアーチケットブースで購入できます。いつ出発のツアーのチケットを売っているのかは、ブースにある時計を見れば解ります。ツアーは建物内の「Tour Begins Here」のサインの下からスタート。ツアーは約30分間で、先ずはCow Over The Moon Theaterで「ベン&ジェリー」の歩みを説明する7分間のビデオの後、ガラス越しにファクトリー内を見学。ファクトリー内見学の部分はノーフォトゾーンなので注意。ここの工場では朝8時から夜中の12時まで18万パイントものアイスクリームが作られています。品質管理のために定期的にチェックをして、チャンク(チョコやナッツなどの固まり)が均等に入っているか・味・空気の含有量などを確認しているそうです。ベン&ジェリーのアイスクリームがどうやって作られているのかが分かった後は、いよいよ左側の写真の部屋での試食。2つのフレーバーを試食できます。もちろんこれが一番の楽しみ。時間に余裕があるのならば、是非このツアーに参加してみてね。なかなか楽しめます。

日本でもセブンイレブンで、おなじみのベン&ジェリーアイスクリームはロングアイランド州のとある中学校で始まりました。体育の授業で校庭を走っていた2人の少年・ベンとジェリーは体育はあんまり得意では無かったのですが、おいしいものには目がない!という共通の趣味に気がつきました。1978年に一緒にビジネスを始めることを決め、バーモント州バーリントンにあった誰も使わなくなったガソリンスタンドを改造し、アイスクリーム屋さんを始めたのです。2人はバーモント州で採れた新鮮なクリームと牛乳、さらに大きいかたまりのままのナッツ・フルーツだけを材料に使うことにこだわりを持ちました。2人のアイスクリームの味が評判になるのには、それほど時間はかかりませんでした。現在ではベン&ジェリーアイスクリームはカナダ、ベルギー、フランス、ペルーなど世界各国で売られるほど有名になりました。アメリカについで売り上げが高いのは何と日本なのだそうです。さらに消費者のニーズに答え、日本の味にはアメリカとは違ういろいろな工夫がされているそうです。その秘密が知りたい人はどうぞファクトリーツアーへどうぞと言いたいけれど、特別に教えちゃいます。まずはサイズ。アメリカでは特大のハーフガロンなんてサイズもあるそうですが、日本ではサイズが特別に小さくなっています。次に甘さ。40%もシュガーカット。ちなみにヨーロッパ向けの物も20&シュガーカットがされているそうで、アメリカ人がいかに甘い物好きかが良く解ります。また日本向けにはフレーバーも工夫されていて、特別にグリーンティフレーバーも発売されているそうです。

上の写真はアメリカのパッケージ(日本とはちょっと違いますね)で、ベンとジェリーの所から顔を出して記念写真が撮れるようになっています。敷地内にはこの他、子供たちが遊べるプレイグラウンドやピクニックエリアもあり、家族でのんびりできるように工夫がされています。

Cold Hollow Cider Mill コールドホロー・サイダーミル

住所:3600 Waterbury-Stowe Road P.O.Box 430 Waterburry Center VT 05677-0420 電話:802-244-8771/1-800-3-APPLES もしくはhttp://www.coldhollow.comへどうぞ。
行き方:100号線をベン&ジェリーから出てまっすぐ行くと5分弱で右側に見えてきます。看板(右側の写真)も出ているし、いつも多くの観光客で賑わっているので、見のがすことはありません。

バーモント州名産のチーズ・メープルシロップなど食料品からおみやげまでを売っているとっても大きいギフトショップ。とにかく有名なのがバーモント州の名物として知られるアップルサイダーをサイダープレスマシーンで作っているところを見せてくれるデモンストレーション。バーモント州産のリンゴをくだいて、つぶしてジュースを作るのですが、とにかく新鮮でおいしい!アップルサイダーはもちろん、この店で売っているほとんどの食品をサンプルとして試食することができるので、それが楽しみで訪れる常連もたくさんいるとか。かくいう私もその1人。チーズ・アップルバター・アップルサイダージャム・メープルマスタードなど種類も豊富。これらの商品はアメリカ国内ならばカタログ販売もしています。

右側の写真のように入り口の近くでは自家製のパンプキンパイ・アップルパイ・クッキー・コーヒーなども売っています。特におススメなのが揚げたてのサイダードーナッツとサイダースラッシュ。サイダードーナッツはアップルシナモンの味で、大きさも小ぶりで甘さもひかえめなのでくせになる味。おまけにとっても安い。私もまた食べたい!でもこれだけのために片道3時間もドライブするのはちょっとね・・・このドーナツはできあがるはしからドンドン売れていく人気商品。お持ち帰りよりも暖かいうちにその場で食べるのをおススメします。サイダースラッシュはリンゴの味のかき氷りドリンク。お店の人もとっても親切で、このオジさんもこんなポーズをとってくれました。

サイダーミルの向いにはチェダーチーズのサンプルとワインのテイスティングができるお店もあります。同じ敷地内なので、時間があったらこちらも忘れないで。チーズにもいろいろな種類があるのだけど、スモークしたチェダーチーズは特においしいです。ワインテイスティングはたったの1ドルで4種類のワインとハードサイダーを試すことができます。ハードサイダーはアップルサイダーをベースにしていますが、5%ほどアルコール分が含まれています。一般的なブドウだけでなく、ラズベリー(思ったよりも甘くなくておいしかったです)・ストロベリーなどフルーツワインもあります。1ドルなのだかから仕方がないのだけれど、ワインをもっとたくさんついでくれたらよかったのに・・・

ウォーターバリーの街も抜けていよいよストウです。ストウ案内はこちらへどうぞ