スコアボードについて


フェンウエイ球場ではレフトスタンドの緑色の大きい壁(グリーンモンスター)にスコアボードがあります。実はこのスコアボードは自動ではなく、人が点数をはめ込むマニュアル式の珍しいものです。球場ができた当時からあるオリジナルのマニュアル式スコアボードは、ボストンとシカゴのリグレー球場にしか残っていません。点数が変わった時、イニングが変わる時など、注意して見てみてください。スコアボードの裏で一生懸命作業をしている人の姿が見えるはず。ちなみに、点数のボード1個は3ポンドの重さがあるそうです。

さらにこのスコアボードにはもう1つ秘密があります。それは何とこの中には、ちょっと見ただけでは分からない特別な方法で人の名前が2つ隠されているのです。スコアボードの右側は他球場の試合結果を表示するようになっています。フェンウエイ球場に行ったら、スコアボードのEとP(つまりレッドソックス戦の結果と他球場の結果を表示する仕切りの線)の間にある縦の白線とすこし右側のRとP(他球場の試合結果は2列で表示されるようになっているのですが、その間の線)の間にある縦の白線をじっくりと見てください。何やら横に線が入っていて、点線のようになっています。実はこれはモールス信号になっていて、左はTAY。右はJRYと書かれています。TAYとは44年間もレッドソックスのオーナーだったThomas=Austin=Yawkeyのイニシャルで、JRYは奥様のジーンのイニシャルなのです。レッドソックスもなかなかアジなことをやると思いませんか?

スコアボードは試合の流れを知るにはとっても大事なものなので、簡単に説明してみます。
・チーム名の横にある数字は現在投げているピッチャーの背番号
・各イニングスの得点の右横にあるアルファベットはそれぞれ、R=RUNS(合計得点)・H=HITS(ヒット数)・E=ERRORS(エラーの数)
・AT BATの数字は現在のバッターの背番号
・アメリカではストライクよりもボールのカウントが先に来ます

さらにブリーチャー(外野席)の後方にメインスコアボード・ダイヤモンドビジョンがあります。ここでは選手のナイスプレイのリプレイや選手の今までの記録などが表示されます。試合の途中でおなじみの「ベースボールクイズ・今日の観客数は何人でしょう」も出題されるので、お楽しみに。頑張って応援してると、もしかするとテレビに映るかも・・・