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ポッキー家の改造記録
このページは、ボストン近郊の観光案内とは全く関係ない私個人の記録です。2002年にタウンハウスを購入してから、少しずつですが家の中を改造してきました。ここではその過程を順番に紹介していこうと思います。
私たちが購入を決めたユニットはオーナーが他の人に貸していたこともあって、かなりひどい状態でした。アメリカでは物件を購入する時に希望者が支払いたい値段を入札する制度で、一番高い値段をつけた人がその物件を購入することができます。まだ売り手市場だったこの時期はほとんどの物件が希望価格よりもかなり高い値段で売れていたのに、この物件は最初は誰も希望価格を払おうとしませんでした。オーナーがどうしても希望価格を支払って欲しいという強い希望があり、結局それに同意したのは私たちだけでした。その事実だけでも、家の状態がかなりひどかったのが解ります。私たちもかなり迷ったのですが、市場価格よりかなり安い値段で購入できるので思い切って購入を決めました。
入居する前にカーペットと壁のペンキを塗り直すことに決め、あとは順番に少しずつ直していくことにしました。カーペットを直す前ならば床の汚れを気にしなくていいので、最初に壁のペンキを塗り直すことにしました。知り合いの人がやってくれるというので、お願いしました。ペンキの色は、見本の中から一番落ち着いている感じの白を選びました。上の写真を見てください。これが私たちが購入した時のリビングルームの状態。カーペットはすりきれたぬいぐるみ状態で、もともとの色も解らないくらいに色あせてぺっちゃり状態。こちらの人は私たちみたいに玄関で靴を脱ぐ習慣がないので、この状態でも良かったのかもしれないけどこれではカーペットの上に座ることもできない。日にちもないし、流石に自分たちではできないので、カーペットは専門の人にお願いすることにしました。
ここに紹介する家の改造記録は、壁のペンキ、カーペットを新しくして入居した後に自分たちが少しずつ改造した様子です。私たちのタウンハウスは3階建てで、1階にガレージと1部屋、2階にキッチンとリビング、3階にベッドルームが2つあります。
2002年6月 2階 キッチン・キャビネット
最初はもともとのキッチンキャビネットをそのまま使おうと思っていたので、壁のペンキを塗りなおした時にキッチンキャビネットも白いペンキで塗ってもらうようにお願いしました。左の写真がペンキを塗る前の写真です。ペンキを塗ってみるとキャビネットは油汚れがひどく、すごいムラができてしまいました。あまりにもひどい状態になってしまったので、思い切ってキッチンキャビネットを新しくすることにしました。カーペットを新しくして壁のペンキを塗りなおしただけでもかなりの出費だったので、これ以上の出費はかなり厳しい。
ホームディーポでキッチンキャビネットを見ると、当たり前だけど値段にはすごい幅があります。高い商品はすごく素敵だけど、自分で組み立てる式はちょっと安っぽいしと、いろいろ迷った結果、自分の気に入ったキャビネットを決定。キッチンの長さを測り自分の希望を伝えて、ホームディーポの担当者にどこにどのキャビネットを取り付けるか助言をもらいました。この時点でどんな感じになるかを3Dで見ることができるので、とても役立ちます。改めてコンピューターの力を実感。これでキャビネットが決定したので、水道栓、流しなどの小物を決めます。小物の中で一番高いのはカウンタートップ。本当ににピンキリ。大理石のすごく高いのは色も種類があって、とってもいい感じ。でも贅沢は行ってられないので、仕方なく(笑)ラミネートタイプにしました。いろいろ見ていると欲しいものばかり出てきて、 結局換気扇にレンジまで買ってしまいました。
さていよいよ取り付け。専門の人に頼むと取り付けるキャビネット1フィートにつき○○ドルと請求されるので、キャビネットと同じくらいの値段を払わないといけないようです。こんな時に頼りになるのが知り合い。友達に工具もすべて持っていて、大工仕事は何でもできるというすごい人を紹介してもらいました。当日は紹介してくれた友達も手伝ってくれたので、男性3人がかりの作業となりました。先ずは古いキャビネットを外します。あっという間に左下の写真のように、キッチンは何もない状態。次に高さを調節するために、キャビネットを取り付ける下に板を打ち付けます。位置が決まったら、壁の裏側に柱がある場所をスキャナーで探して順番にキャビネットをドライウォールスクリューで取り付けて行きます。
上も下も同じようにしてキャビネットを取り付け、いよいよカウンタートップ。長さを合わせてカットして、コーナーはアンカーをつけて貼り合わせます。シンクの部分はその形にカットして、シンクをはめ込みます。最後にカウンターと壁の間の隙間を埋めて、これで完成。上の右側の写真が完成したところです。
2003年6月 裏庭・デッキ
物件を購入する時に迷ったのが、コンドミニアムかタウンハウスにするか。コンドミ
ニアムとは日本のマンションのこと。建物の中の1部屋だからセキュリティ性は高いし、冷暖房費も節約できる可能性も。タウンハウスは長屋みたいな建物。コンドミニアムに比べるとユニットの独立性も高く、物件によっては庭も付いている場合もあります。いろいろ考えた結果、こだわったのが庭。小さくても庭があればガーデニングも楽しめるし、BBQもできるかもしれません。と、折角こだわった庭なのに、家の中の改造に忙しくてしばらくは全く何もできないままでした。ここのタウンハウスには裏庭があって、各ユニットが自由に改造することができます。ご近所さんによっては パティオを作っていたり、家具を置いていたりと、楽しんでいます。
ウチのユニットの裏庭は、コンドミニアムが完成した時から何も変わっていない状
態。写真のように石のブロックが敷き詰めてある小さいエリアがあるだけ。これでは家具も置けないし、見た目も寂しいので、木のデッキを作りたいなと思っていました。自分では一体何をどうしたらいいのか分からないので、キッチンキャビネットを取り付けてくれた知り合いに相談することに。そうすると、「それほど難しいことではないので、時間がある時に作ってあげますよ。」との返事。やった〜!
自分の作りたいデッキのサイズを測り、必要な木材、防水のためのニス、ペイントなどを購入。本来ならば多くの電動工具が必要なのだけど、その知り合いの人がすべて持参してくれました。私は自分の希望を言っただけ。彼は手際良く作業を進め、わずか2日でほぼ完成。あとはペイントと防水のためのニスを塗るだけ。これで憧れの木
製デッキが完成。下の写真は改造前と改造後の様子です。
私たちが購入した2002年時点には建物は木製のままでしたが、その後マネージメント会社により外壁リフォーム(サイディング)が行われ、外観も大分変わりました。濃い茶色から、ライトブラウンになり、明るい雰囲気になりました。
2004年12月 2階 トイレ・壁紙
私の職場は例年、クリスマスイブ前の金曜日午後からお正月まで年末休み。大抵休みが10日間ほどあるのでその間に日本に帰る人も多いのですが、私は年末休みには家のお直しをすることにしました。あちこち直したい場所があるので、これから毎年少しずつ直していくことに決意。こんな風に書くとすごいと思われるかもしれませんが、何のことはないセコイ理由で年末・年始に日本へ帰りたくないだけ。年末・年始を日本で過ごすのは楽しいのですが、航空券もそれなりのお値段だし、お年玉を用意するのも大変かなと。
ここを購入した時からずっと、2階のトイレの壁紙がとっても気になっていました。バラの花と茎のかなり派手な、大きい柄で、どうも落ち着かない。右側の写真を見てください。これがその壁紙。なかなかすごいデザインだと思いませんか。とはいえ、この時点では壁紙を自分で貼りかえることができるとは全く思っていませんでした。
知り合いの家に遊びに行くと、キッチンの壁紙が新しくなっていました。話を聞く と、何と自分で壁紙を張り替えたとのこと。自分でそんなことができるのかとびっく りすると、彼女いわく「そんなの簡単よ〜」とのこと。壁紙の裏には既に糊がついているので、裏側を濡らせば壁に貼ることができるらしい。お勧めの壁紙専門店を教えてもらい、さらに壁紙貼りに必要な水平器のついた定規、壁紙を濡らす細長い入れ物、刷毛なども貸してもらい、これはやるしかない状況に。そうそう周りの壁紙と柄を合わせてコンセントカバーに壁紙を貼る方法も教えてもらいました。今までコンセントカバー部分の壁紙が回りの壁紙の柄にぴったり合っているのが不思議だったけど、話を聞けば納得。周りの部分に合わせて壁紙を切って、貼り付ければいいらしい。
先ずは古い壁紙をはがすことからスタート。嫌いだった柄の壁紙をべりべりはがしていくのは楽しい。ストレス発散にもいいかも。糊が残ってしまった部分をきれいに処理し、コンセントカバーをはずして下準備完了。壁紙を貼る前に、下塗りと呼ばれる白いペンキみたいのを塗ります。多分、壁の汚れを隠して壁紙を貼りやすくするためのものだと思います。さてここまできたら、いよいよ壁紙貼り。壁の長さを測り、少し長めに壁紙を切って、順番に貼り付けていきます。位置が合っていれば、へらで空気をぬいていきます。力を入れすぎると、壁紙が破れてしまうことがあるので注意。次の壁紙を貼り付けていく時に柄を合わせないといけないので、シンプルなデザインにして本当に良かった。まっすぐなところに貼るのはそれほど難しくないけれど、角部分にしわができないように貼り付けていくのがちょっとだけ大変。裏に糊がついているとはいえ、すぐに張り付いてしまうわけではないので乾く前に少しずつ直していきます。
2階のトイレは本当に狭い、小さいスペース。さらにはめ込み式の家具や家電製品も なく小さい換気扇があるだけなので、壁紙貼りはそれほど面倒ではありませんでした。下の部分がきちんとそろっていなかったりと細かい部分を見ればキリがないけれど、初めてにしては満足の出来。家を自分で直すことができるんだという楽しみを知ったプロジェクトでした。左上の写真が完成したところです。
2005年12月 3階 バスルーム・シンク
ウチは3階にバスルームがあります。今回のプロジェクトはバスルームの手を洗うシンクとその上に取り付けてある鏡付きのキャビネット。先ずは左側の写真のこのデザインを見てください。黄緑に金色と白の渦巻き柄というすごい色のカウンター板。さらに収納棚の上の丸い5個の電気。灯りがつくとさらにすごい迫力。この趣味についてはアメリカ的という一言で片付けていいものか迷いますが、何とかしなくちゃいけないのは間違いないです。
ウチの水道の配管は後ろではなく横なので、穴をあけなくて済むようにキャビネット式ではなく、オープン式の台に決定。お店で見た時は安っぽい感じかなと思ったけど、やっぱりシンプルなのが一番。本当は鏡のついた収納棚とシンクの間には、コップなどを置く台を設置しようと思ったのだけど、実は壁にドリルで大きい穴を間違って開けてしまいました。穴をふさぐのも大変だしどうしようとかなりあせったけど、結局タイルを貼って隠すことにしちゃいました。デザインを合わせるために、右側に取り付けたタオル掛けの上にもタイルを貼りました。このタイルはエリック・カール美術館に行った時に買ったものです。
水道の配管を別にして、今回一番大変だったのはシンクのカウンター板をどけることでした。もともとの板は長くて、すごく重くて、どけるのがとっても重労働。3階から1階へ運ぶのに腰が抜けるかと思いました。
2005年12月 2階 キッチン・床
私たちがこのユニットを購入した時、キッチンキャビネット周辺の床はすごいデザインの柄でした。ってこんなのばっかりですが。左の写真の下の方に見えてる茶色い柄が解りますか?それがもともとの床のデザインです。キッチンキャビネットを直した後、あまりにもひどいのでキャビネットの周りだけ一度床を直しました。その時は、もともとの床の上に裏側がシールになっているビニールタイルを貼り付けました。その時はそれで満足だったけど次第にタイルがずれてきてしまって、隙間ができてしまっていました。
何とかしたいなと思っていたところ、ホームディーポで木のはめ込み式板がセールになっているのを発見。実際はお店が値段を間違えて書いていたようで、レジで支払いをしようと思ったらもっと高い値段なのを発見。丁度レジのすぐ後ろにセールのサインがあったので、どうなっているか尋ねるとお店のスーパーバイザー登場。お店の責任だからと、表示の安い値段にしてくれました。その後すぐにセールのサインが撤去されたのは言うまでもありません。安く買えてラッキー。
床を直したことないので、他に一体何が必要なのか全く解りませんでした。困ってうろうろしていた私たちに気がついて、床板の下には右側の写真のような緑色のシートを敷けばいいことをお店の人が教えてくれました。「You can do it. We can help.」の宣伝もウソじゃないんだなって、ちょっとうれしい気持ちになりました。
必要な材料、道具などを購入して、いよいよ作業開始。最初はビニールタイルの上に板を乗せようと思ったけど、それだと板の下が厚すぎて上手くいかないことが解り、急遽ビニールタイルをはがすことにしました。簡単に考えていたけれど、これがすごく甘いことに私たちはすぐに気づかされることになります。粘着テープでしっかり張り付いていて、タイルは全く取れない。ドライバーを使い、タイルの下に入れて少しずつはがしていく。根気強く1枚ずつはがしていくしかない。手はべたべた。痛い。どんな状況かは左上の写真を見てください。家を直すなら、間に合わせ、とりあえずは絶対にだめだめ。ちゃんと考えてから実行しないといけないと実感。
文句を言いつつもやっとタイルはがし完了。いよいよ床板。私たちが購入した床板はパズルみたいに1列ずつはめ込んでいくタイプ。端をスペースの大きさに合わせて切らないといけないのはちょっと大変でしたが、割と順調に進みました。出来上がりにはなかなか満足。自分たちでやったので、費用は材料費だけ。全部で$300くらいでした。 左上が完成した写真です。
2006年8月 2階 洗濯機・乾燥機とキッチン収納棚
私たちがこのユニットを購入した時から既に設置されていた洗濯機と乾燥機。乾燥機はまだしばらくは大丈夫そうだけど、洗濯機はそろそろ限界が近づいてきていました。脱水のスピン
の時の振動がとてもすごくて、がたがたとうるさい。重い洗濯物がきちんと下に位置していないと、ドッタンバッタン。ドアを開けて、洗濯物の位置を直さないといけないほど。
洗濯機と乾燥機はバスルームに置いてあるのが一般的だと思うのですが、ウチは何故 かキッチンの横の収納スペースに設置してあります。あまり広いスペースではないので、洗濯機の上に乾燥機を乗せるタイプに買い換えて収納スペースを作りたいと考えていました。セールの広告を見るたびにあちこち足を運んで商品をいろいろ見ていましたが、今1つ決心がつかないまま時が過ぎて行きました。
そんな時、年に1度のタックスフリーデーの時期がやってきました。2006年は8月12−13日の週末。ボストンのあるマサチューセッツ州では通常5%のセールスタックスがかかりますが、この週末だけは$2500までの買い物には税金がかかりません。
何軒か回っていたら、ホームディーポにて配達料無料、古い電化製品も無料で引き取ってくれるサービスがあることを発見。さらにクレジットカードを申請すれば、最初の買い物は10%引きのサービスを受けることができるので、この日は合わせて15%引きの特典となります。 あまり新しいクレジットカードは作りたくないけど、この支払いが終わればキャンセルすればいいわけで、このチャンスを無駄にしてはもったいない!と、新しい洗濯機と乾燥機を遂に購入。これで洗濯機の上に乾燥機を置くことができます。乾燥機につなぐパイプを反対側まで伸ばさないといけないのがちょっと大変でしたが、何とか完成。
さあ、いよいよ次は空いたスペースに置く収納棚。今まで古い本棚を食料収納棚として使っていました。小さいだけでなく使いにくかったので、スペースができるだけでなく機能的になるのはとてもうれしい。洗濯機と乾燥機の脇には細い幅の可動式のワゴンを入れることにして、さらにそれぞれの棚の高さに余裕がある4段の収納棚を2つ購入。片側の一番下の棚には小さい冷蔵庫を入れることにしました。大した物を入れているわけではないのに、いつも飲み物を入れるスペースがなかったので。これでビールもたくさん冷やすことができます。
これが完成したところ。物がたくさん入っているので雑然とした感じはしますけど、大分収納スペースに余裕ができました。
2006年12月 3階 ベッドルーム・収納棚
2006年の冬休みは3階のベッドルームの収納棚。左側の写真が今回直す前の状態。現在の所に引越した時にバラバラに壊れてしまい捨てようかと思ったのだけど、その後何とガムテープで補強をして使ってきました。よく今まで倒れなかったね、頑張ったねという感じ。
あまりこの部屋でテレビを見ないこともあり、今までこの状態でも仕方がないと忘れられてきた感じなんですが、流石に何とかしようと決意。どうせなら、テレビを置く台だけではなく、洋服を収納できる棚にしようかなというシン吉くんの案を採用。休みになったらすぐに作業を始められるようにと、既に一ヶ月くらい前にIKEAで家具を購入。どうせなら大きいサイズがいいと、天井に届きそうなくらい高い家具を選択。ウチの車では運べないので、バンを借りて必死に持って帰ってきました。IKEAの家具は自分で組み立てる式。それでも部品の1つずつが大きくて重い。積み込む時はお店の人が手伝ってくれたけど、家に到着して降ろそうと思ったら腰が抜けるかと思ったほど。
私が選んだ家具はシリーズになっていて、自分で好きなようにアレンジすることが可能。ベッドルームの壁のサイズを測り、棚、引出し、ハンガー掛けをどこにつけるかなどを自分でデザインできます。自分が考えた通りに必要な部品は購入したつもりだけど、果たしてお店でディスプレイされているように上手に組み立てられるのか不安。先ずは、3階まで部品を運ぶのはすごく大変。そのままではとても持ち上げられないので、箱を開けて木の板を1枚ずつ必死に運びました。横板に天井板を取り付ける時は2人がかり。手が抜ける、腰が痛い・・・ とシン吉くんと大騒ぎでしたが、5日間の格闘の後何とか完成しました。
改造前の写真で右側に写っている引出し式収納ケースが、棚の一番左側に入っているのがポイント(笑)です。 テレビもちゃんと入っています。写真の左側がドアを取り付ける前、右側がドアを取り付けた後です。
長い時間をかけてこのページを最後まで見ていただき、お疲れ様でした。これからもどこかを改造するたびに、更新していこうと思います。
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