ボストンシンフォニーオーケストラ

小澤征爾さんは常任指揮者ではなくなってしまったけど、時間に余裕があるなら是非コンサートに行ってみましょう。チケットも日本よりはきっと安いはず。9月の終わりから4月まで、ボストンシンフォニーホールで、また夏の間はマサチューセッツ州郊外にあるタングルウッドにてコンサートを行っています。

ボストンシンフォニーのチケットの買い方

<シンフォニーホールボックスオフィス>
月〜土・午前10時より午後6時までとコンサートが開かれる時はインターミッションまでオープンしています。時間があるならば、この方法が一番安くて確実です。
<電話で予約する>
617-266-1200もしくは、1-888-266-1200へ。月〜土・午前10時より午後6時まで。アメリカンエクスプレス・ビサ・マスターカードでの支払いができます。
<インターネットでアクセス>
同じくクレジットカードを使ってチケットを購入することができます。詳しくはhttp://www.bso.org/へどうぞ。

高い席から順にオーケストラ・ファーストバルコニー・セカンドバルコニーの3種類があります。値段はコンサートによっても異なるので確認してみてください。又、コンサートは原則的に火曜日の夜・木曜日の夜・金曜日の昼と夜・土曜日の夜に行われます。

ボストンシンフォニーオーケストラ

1881年春、ヘンリー=リ=ヒギンソンによってボストンシンフォニーオーケストラの構想について発表がありました。彼はウイーンで音楽の勉強をしたボストン出身のビジネスマンで、彼自身のお金でボストンシンフォニーオーケストラを創立することを決意したのでした。最初のメンバーは60人と指揮者しかいなかったそうです。これは、アメリカで一番最初に組織されたオーケストラでもありました。一番最初の公演はボストンミュージックホール(現:オルフェイム劇場)で1881年10月22日に行われました。ヒギンソン氏は1919年に亡くなるまで、シンフォニーオーケストラのサポートを続けました。

現在、オーケストラには101人のメンバーと楽譜などを管理する3人の司書、2人のマネージャー、ステージマネージャーがいます。さらに、オーケストラはシンフォニー、ポップスで演奏されるものを含めて1万5千以上のタイトルの楽譜を所有しています。これはアメリカの中でも最も多い数だそう。頻繁に使用される楽譜はシンフォニーホール2階にある図書館に、それ以外は3階にあるアーカイブに保管されています。

メンバーの構成は以下のようになっています。ストリングス:第1バイオリン18人・第2バイオリン15人・ビオラ12人・チェロ12人・ダブルベース 管楽器:フルート3人・ピッコロ・オーボエ3人・イングリッシュホルン・クラリネット3人・バスクラリネット・バスーン3人・コントラバスーン・ホルン6人・トランペット4人・トロンボーン3人・チューバ 打楽器:4人 ティンパン ハープ 日本人の人も随分頑張っています。コンサートの時に入り口で配っているプログラムにメンバーの名前が書いてあります。

小澤征爾さん

小澤さんは1959年に桐朋学園を卒業後、フランス・ブザンソン国際指揮者コンテストに優勝しました。わずか24才のことです。その時の審査員の1人に当時のボストンシンフォニーの常任指揮者であったミンシュ氏がいて、バークシャーミュージックセンターへの誘いを受けます。翌年、小澤さんは初めてアメリカへやって来ることとなります。

1961年夏、バークシャーミュージックセンター最高の栄誉であるクーゼビッツキー賞を受け、ベルリンでカラヤン氏に習うスカラシップも手にいれます。さらに翌年、あのバーンスタイン氏からNYフィルの副指揮者としても招待されます。このあたりから、小澤さんの活躍の場は急速に広がっていくこととなります。1963年にはシカゴシンフォニーのサマーフェスティバルの指揮、1970年にはサンフランシスコシンフォニーの常任指揮者を勤め、1973年にはいよいよボストンシンフォニーの常任指揮者を勤めることとなります。さらにタングルウッドのボストンシンフォニーの指揮、ベルリンフィルを初めとして世界中で指揮をして、さらに1987年からはサイトウ・キネン・オーケストラの指揮もつとめています。まさに世界のSeiji OZAWAなのです。

ボストンで最も有名な日本人といえば、間違いなく小澤さんの名前が挙がります。小澤さんは1973年にボストンシンフォニーオーケストラの常任指揮者に就任し、2002年に辞めるまで29年も活躍しました。今秋からはウィーン国立歌劇場監督に就任する予定です。これから先も、是非皆で応援しましょう。ところで左上の写真。先日私が仕事で空港にいた時に、偶然小澤さんにお会いしました。仕事で日本へ帰るので、ニューヨークまで飛行機に乗るところでした。とっても気さくな方で、ちゃっかり写真を撮らせていただきました。