アムハースト![]()
アムハースト周辺には5つの有名な大学があるので、「タウン・オブ・5カレッジス」とも呼ばれます。5つの大学とは・スミスカレッジ ・マウントホリヨークカレッジ・ハンプシャーカレッジ ・アムハーストカレッジ ・ユニバーシティーオブマサチューセッツ(U MASS)アムハースト校です。5つの大学内ならどの学校の授業でも自由に履修することができるし、図書館なども利用可能なシステムになっています。5カレッジのシステムについて詳しく知りたい人はhttp://www.fivecolleges.edu/へどうぞ。 アムハーストは典型的な学生街で、観光のためにわざわざ行くところではないかもしれませんが、街の中には日本にゆかりのある場所がたくさんあります。街の名前Amherstですが、アーモスト(同志社関係の人々はこう呼ぶ人が多い)・アマースト(街に住む人はHを発音しないで、こう呼ぶする人が多い)といろいろな発音の仕方が存在するようです。このページでは一番スペルに忠実なアムハーストで統一したいと思います。また、アムハーストは岩手県金ケ崎町と姉妹都市の関係を結んでいます。左の写真に写るタウンホール周辺は街の中心に近く、パーキングできる場所もあるので便利です。
行き方:アムハーストまでは2つの行き方があります。![]() その1・マスターンパイクから91号線ノース(途中何ケ所かシーニックドライブがあります。それほどキレイではないような気もしますけど)へに乗り、出口19番から9号線イーストへ。9号線に乗ったらすぐにコネディカット川を越えるので景色を楽しんでね。ハードレーを抜け、ハンプシャーモールが右側に見えてきたらもうすぐアムハーストの町です。U MASSに行くのならば、ダウンタウンに入る手前をサインに従って左に曲がってください。ダウンタウンはアムハーストコモンの手前(South Pleasant St.)を左に曲がった所です。この方が時間がかかりますが、ほとんど高速道路のドライブです。 その2・マスターンパイクの8番・パルマーの出口で降り、その後はサインに従って行きます。こちらの行き方の方が1番よりも早く、ベルチャートタウンなど途中にあるかわいらしい町を抜けていく楽しさも味わうことができます。ただし小さい街を抜ける細道を行くので、アムハーストへのサインを見落とさないように(参考までに。32号線、20号線、181号線へとドライブします)。9号線に入りアムハーストカレッジが左側に見えてきたら、アムハーストのダウンタウンです。 もっと周辺を知りたい人はhttp://www.tig-online.com/amhst/index.htmへどうぞ。オーバービューとダウンタウンの2種類のマップを見ることができます。
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少年よ大志を抱け!![]() この別れの日に、札幌から20キロほど離れた島松(現・北広島市)まで同行した学生たちに向かってあの有名な「ボーイス・ビー・アンビシャス」の言葉が残されました。別れを惜しむ学生達に向かってこの言葉を叫ぶなり、クラーク博士は馬に乗って林のかなたに姿を消したそうです。このドラマの1シーンのように劇的な別れのために、学生達の心にクラーク博士の言葉が深く刻み込まれたわけです。また安東幾三郎が農学校の機関誌「憲林」に寄せた文章には、クラークの残した言葉は正確には「Boys be ambitious like this old man.」であったと記されています。 クラーク博士が別れの言葉を残した島松駅逓は、運送と宿泊のために人馬と駅舎を備えた北海道開拓初期の施設です。現在は、当時と同じように復元され国指定の史跡として一般に公開されています。詳しくはhttp://www.city.kitahiroshimaへどうぞ。ちょっとだけオマケ。北海道大学創立100周年を記念して、明治31年に発行された「札幌農学校」が1975年に北大図書刊行会から復刊されました。札幌農学校の過去、現今など、漢文調のロマンに満ちた名文で農学校の全容を紹介し、札幌農学校を多くの人々に知らしめることになった本だそうです。 |

ウィリアム=スミス=クラーク博士の墓
Main St.からTriangle St.を左に曲がった所にあるWest Cemeteryという1730年にできた墓地にクラーク博士は眠っています。彼の墓は墓地に入って正面の大きい桜の木の下にあるのですぐに解ります。彼の墓を覆う桜は、札幌農学校でクラークの後任として教鞭をとったブルックスが日本から持ち帰った苗木が育ったものだそうです。
ウィリアム=スミス=クラークメモリアル
1986年にクラーク博士没後100年の記念式典が行なわれた時に、クラークメモリアルの計画の話が持ち上がりました。クラーク博士の家があったキャンパスの東側の土地を中心として、博士の業績をたたえるために日本風の記念庭園を造るというものでした。博士の邸宅跡地は小高い丘の上にあり、キャンパス全体を見渡すことができます。丘の周りにはU MASSの学生が住むレンガ造りの寮が並んでいます。
メモリアルの周りには黒い円形の壁があります。この東側の部分はクラーク邸のシルエットで、西側は北海道大学農学部の建物のシルエットになっています。円形の壁の中はベンチになっていて座ることができ、U MASSのキャンパスに北海道大学のイメージを重ね合わせることができるように工夫されているというわけです。ポッキーの写真から、何となくその雰囲気が解りますか?またメモリアルの入り口に2つ、さらに中心にも1つ大きいみかげ石が使われています。中央に置かれた大きい石からは放射線状に出ている大きい細い道がデザインされていて、これはクラーク博士が過去・現在・未来に及ぼした影響を表しているのだそうです。
北海道・マサチューセッツ州姉妹提携10周年を記念した式典が行われました。
エミリ=ディッキンソン
アムハーストでもう1人忘れてはならない人にディッキンソンがいます。彼女は父・エドワード、母・エミリの間に1830年にアムハーストに生まれました。一生を独身で過ごし、マウント・ホリヨークカレッジを中退してからは特に、アムハーストの町からほとんど外に出ることもありませんでした。忙しい家事の合間や、家の東側にあった庭でハーブや野生の花の手入れをしながら友人たちに数々の手紙を書き、その中に多くの詩を残しました。彼女の詩人としての才能は内輪の人々にしか知られることがなかったのですが、彼女の死後多くの作品が見つかります。彼女の死から4年たった1890年に妹・ラビニアによって初めての詩集が出版され、彼女の詩は初めて多くの人々の目に触れることとなりました。次第に彼女の詩の全貌が明らかになるにつれて、その独特の作風が評価され19世紀のアメリカを代表する私人の1人となりました。 エミリの詩![]() エミリの詩は出版を前提として書かれていないので、そのほとんどにタイトルがありません。現在彼女の詩を読む時に一般的に使われるのが、ジョンソンという研究家がつけた番号と詩の最初の1行です。ジョンソンはエミリの残した詩を年代順に並べ、1番から1775番まで番号をつけるという気の遠くなるような作業を成し遂げたのでした。エミリの詩を知らない人も多いと思うので、ポッキーのお気に入りを1つご紹介しましょう。 言葉は口にされたら死んでしまうと言う人がある。私は言おう。正にその日言葉は生き始めるのだと。 エミリの詩は表現法も独特で、難解とされる場合も多いようです。でもじっくりと読めば、多くのイメージや思いがそれぞれの言葉に込められていて読者に感動を与えてくれます。機会があったら是非どうぞ。最近は日本でもエミリの詩のファンが増えているようです。 |
The Dickinson Homestead ディッキンソンの家
この家はエミリの祖父・サミュエル=ディッキンソンによって1813年に建てられました。彼は町の名士で、アムハーストカレッジの創立者の1人でもあり、3階立てのこの家はアムハーストの町で最もりっぱな家の1つでした。
この家は1963年にはナショナルヒストリカルサイトに指定され、65年からはアムハーストカレッジが所有・管理しています。中には肖像画やエミリゆかりの品がたくさん展示されていて、ファンにはたまらない場所です。中に入ると広い廊下があり、2階に続く階段の壁には子供時代のエミリ・兄オースティン・妹ラビニアの肖像画がかけられています。ところがこの肖像画は見てビックリ。3人とも全く同じ顔に描かれています。子供の肖像画は健康そうに、幸せそうに描かれるものという一種の決まりがあったんでしょうね。2階にはエミリの部屋があり、子供の時に使ったゆりかごや彼女の白いドレスなどを見ることができます。ドレスのサイズを見ると、彼女がとってもやせていたのが解ります。ちなみにエミリは、ほとんど外に出ることがなかったので、ドレスのサイズも妹のラビニアが代わりに計ったそうです。このドレスにはポケットがついていて、エミリが詩を書いた紙を入れるのに使われていたとか。
エリック・カール絵本美術館
「The very hungry caterpillar(はらぺこあおむし)」を初め、70以上の絵本でおなじみの絵本作家エリック・カールの美術館。作品の原画が飾られているだけでなく、同系色の色を交ぜてオリジナルの色紙を作り、それを形に切って、貼るという独特のスタイルにより、彼の作品がどのように作られるのかその過程も学ぶことができます。自分の大好きな絵本の原画が見れるのは本当に幸せ。お〜この本知ってるって思わず声が出てしまいそうな感じ。ただし、エリック・カールの作品は思ったより数が多くなくて、ギャラリーの半分は他の絵本作家の展示。自分の好きな作家の展示に上手くあたればいいけど、そうでないとちょっと物足りないような気がしてしまうのは私だけでしょうか。何の展示が行われているか、確認してから行くことをお勧めします。エリック・カールさんと奥様もたまに訪れるとのこと。もしかしたら本人と会えるかもしれません。
アムハースト・パート2はこちらからどうぞ
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